さいたま市 健康なびお知らせ団体からのお知らせ健康情報

健康情報

公開日:2025年02月28日 最終更新日:2025年02月28日
芝西山下シナプソロジー
「気軽にできる脳活」
  NPO法人埼玉県健康管理士会 講師 山下義尚

 脳は生命の維持や知覚、反応、記憶、思考、感情、運動指示など、私たちの生命活動すべに関わっています。私たちが五感から得られた情報を記憶や感情と結び合わせて判断し、反応・行動する一連の脳の機能のことを認知機能と呼びます。

この認知機能が向上すると、仕事の効率や学習意欲の向上を望たり、健康寿命の延伸などに期待が持てます。

日常生活に支障をきたすほど認知機能が低下した状態を「認知症」と呼びます。この認知機能の向上を目指す活動を、ここでは脳活と呼びましょう。

高齢期になると、物忘れが年齢のせいか、認知症の入り口に立っているのか不安になることがあります。
認知症では、記憶の低下が注目されますが、その入り口は意欲の低下だと言われています。
毎日の習慣や大好きな趣味などが「あとでいいや」「めんどくさい」と思うようになってきたら要注意です。

脳活と言っても特別なことをするわけではありません。脳活を行うポイントが3つあります。

一つ目は変化と挑戦です。普段やらないことや、新しいものに挑戦する。アイドルの押し活をしてみたり、普段着ることのないファッションに挑戦してみたり、年甲斐もないと言われることに挑んでみることは、脳に新たな刺激を生みます。

二つ目は生きがいを持つこと。いくつになっても夢中になれるものを見つけることは大事です。続けている趣味があれば大切にしてください。
新しいものに挑戦してみて、今まで気づかなかった魅力を発見し、あなたを夢中にさせてくれるかもしれません。あなたにとっての生きがいを見つけることも脳活の一つです。

三つ目は人と積極的にかかわり、他者のために力を使ってみてください。地域のボランティアに参加してみる。公民館の学習教室に足を向けてみる。多くの人とのかかわりも大切な脳活の一つです。

なんとなくわくわくしませんか。
人生を楽しむことが、一番の脳活だと私は思います。


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 ☆若返り健康講座のご案内☆

  令和7年3月以降の講演予定(川口市)

  西 公民館   3月5日(10:30~11:45)
     大災害時における健康
     ヨーガと神秘
     
  戸塚西公民館  3月18日(13:00~14:30)
     認知症に対しての接し方
     脳・血流・認知症予防     

  中央ふれあい館 3月19日(10:00~11:30)
     大災害時における健康
     すぐに役立つ!転倒予防
 
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   西 公民館   4月5日(10:30~11:45) 
     腸を元気に
     ストレス解消法


   


 

 

この情報は、「NPO法人埼玉県健康管理士会」により登録されました。

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