健康情報
公開日:2025年11月01日 最終更新日:2025年11月04日
「介護する側の気持ち」
NPO法人埼玉県健康管理士会 会員 鈴木規子
介護の仕事をしてきた私は、多くの利用者さんやご家族と関わりながら「支える側」の立場を学んできました。
しかし、自分の家族が認知症と診断された時、その重みはまったく違う形で心に迫ってきました。仕事の経験から知識はあっても、家族として向き合う現実には戸惑いと不安が伴います。
日々の繰り返しの中で、夜中に起こされたり、思い込みでとんでもない事を言いだしたりなど、身体面ばかりではなく精神面でも自分の生活を犠牲にせざるを得ない場面も増えてきます。そんな時に湧き上がる苛立ちや疲労感に自分自身が戸惑うことも少なくありません。
また、介護を受ける人との関係性も気持ちに影響します。相手が家族であればあるほど、時に言葉がきつくなり「もっと優しく接したいのに」と自己嫌悪に陥ることもあります。
介護職としては「利用者」として客観的に見ることができましたが、家族になると「一人の大切な存在」でありながら、正解のない対応に悩むことも多く、感情を抑えきれずに苦しくなる時もあります。
しかしその一方で、支える中で「生きていてくれること」自体が大きな意味を持つことに気づきました。
できなくなったことを数えるのではなく、できることを一緒に喜び、今を共に過ごせることに感謝する姿勢を忘れないよう心がけています。
認知症介護は決して楽ではありません。けれども、この経験は私に「人を支えることの本質」を教えてくれています。それは技術や知識だけではなく、愛情や忍耐、そして相手の存在そのものを尊重する心です。
介護の仕事で学んだことと、家族として感じる痛みや喜びを重ねながら、これからも共に歩んでいきたいと思います。
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「百歳体操のすすめ」
NPO法人埼玉県健康管理士会 会員 中山富士子
百歳体操と聞いて、わぁ~やってみたい!という方は少ないと思います。
百歳なんてまだまだ先のこと!なんて思われた方が多いかと。そして私もそう思った一人です。
今年9月、厚生労働省は日本在住の100歳以上の高齢者が過去最多の9万9千人余りと公表しました。
残念ながら20代をピークに筋肉量は減ってきます。努力しなければ、年間1%も減るとも言われています。
そんな中、百歳体操は20年ほど前に高知の理学療法士や専門の方々で考えられ、100歳でも自立した生活を送れるよう開発された運動メニューです。
準備体操としてストレッチで体を温めてから筋肉体操を始めて最後はクールダウンで終わります。
0gから最大2kgまで専用の重り(手や足首に巻き付けるタイプの物)をつけて片手、片足1本ずつ10回を1セットで数えながら上下に動かしていきます。また、ゆっくり立ったり座ったりとメニューは数種類あります。
重りは調節できますので、自分に合った重さで負荷をかけます。
最初は軽いものから始め、半年1年とだんだん筋肉がついてきたら、少しずつ重くしていくのが理想です。
筋肉をつけると関節への負担が減り、腰痛・膝痛の予防や転倒予防、そして血流が良くなるので、内臓の働きが活発になり、高血圧や糖尿病など生活習慣病の予防にも繋がると考えられています。
いかがでしょう? 百歳体操が良いものであると感じられたのではないでしょうか。
地域住民の立ち上げによるグループ活動なので、皆さんがご近所で気軽に参加できます。
また集まった人達の体力に合わせ運動の回数を加減でき、体操の後で脳トレをしたり、歌をうたったり、楽しくおしゃべりをする事も可能な場となります。
いきいき元気に過ごす大切な3つの事!「きょういく」「きょうよう」「ちょきん」ですね。
「今日行く所があること」「今日用事があること」「ちょきんは、お金ではなく筋肉を蓄えること」。
これらの全てを満たしている素晴らしい体操が百歳体操です。
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★無料公開講座「子育て世代の健康教室」ご案内★
日時; 11月22日(土)10時~12時 (受付9時30分~)
場所; 川口市立戸塚公民館 2階 講座室1号
講演内容; 1)健康・元気のもとはバランス食
2)一日の生活リズムについて
3)ありがとうyoga
4)意見交換会
身体を動かす講演もありますので、身軽な服装でお越しください。
*物品の販売はありません。
*参加申込みは11月15日まで(問い合わせ先)
→ 埼玉県健康管理士会 担当 熊木 kumaguma417@icloud.com
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☆若返り健康講座のご案内☆
令和7年11月月以降の講演予定(川口市)
西 公民館 11月5日(10:30~11:45)
口の健康について
楽々骨盤底筋体操
戸塚西公民館 11月18日(13:15~15:00)
この健康情報、信じて良いですか?
脳・血流・認知症予防
中央ふれあい館 11月19日(10:00~11:30)
口の健康について
ヨーガで自律神経を整えましょう
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
西 公民館 12月3日(10:30~11:45)
認知症の実情を知りましょう
笑いヨガで心スッキリ
NPO法人埼玉県健康管理士会 会員 鈴木規子
介護の仕事をしてきた私は、多くの利用者さんやご家族と関わりながら「支える側」の立場を学んできました。
しかし、自分の家族が認知症と診断された時、その重みはまったく違う形で心に迫ってきました。仕事の経験から知識はあっても、家族として向き合う現実には戸惑いと不安が伴います。
日々の繰り返しの中で、夜中に起こされたり、思い込みでとんでもない事を言いだしたりなど、身体面ばかりではなく精神面でも自分の生活を犠牲にせざるを得ない場面も増えてきます。そんな時に湧き上がる苛立ちや疲労感に自分自身が戸惑うことも少なくありません。
また、介護を受ける人との関係性も気持ちに影響します。相手が家族であればあるほど、時に言葉がきつくなり「もっと優しく接したいのに」と自己嫌悪に陥ることもあります。
介護職としては「利用者」として客観的に見ることができましたが、家族になると「一人の大切な存在」でありながら、正解のない対応に悩むことも多く、感情を抑えきれずに苦しくなる時もあります。
しかしその一方で、支える中で「生きていてくれること」自体が大きな意味を持つことに気づきました。
できなくなったことを数えるのではなく、できることを一緒に喜び、今を共に過ごせることに感謝する姿勢を忘れないよう心がけています。
認知症介護は決して楽ではありません。けれども、この経験は私に「人を支えることの本質」を教えてくれています。それは技術や知識だけではなく、愛情や忍耐、そして相手の存在そのものを尊重する心です。
介護の仕事で学んだことと、家族として感じる痛みや喜びを重ねながら、これからも共に歩んでいきたいと思います。
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「百歳体操のすすめ」
NPO法人埼玉県健康管理士会 会員 中山富士子
百歳体操と聞いて、わぁ~やってみたい!という方は少ないと思います。
百歳なんてまだまだ先のこと!なんて思われた方が多いかと。そして私もそう思った一人です。
今年9月、厚生労働省は日本在住の100歳以上の高齢者が過去最多の9万9千人余りと公表しました。
残念ながら20代をピークに筋肉量は減ってきます。努力しなければ、年間1%も減るとも言われています。
そんな中、百歳体操は20年ほど前に高知の理学療法士や専門の方々で考えられ、100歳でも自立した生活を送れるよう開発された運動メニューです。
準備体操としてストレッチで体を温めてから筋肉体操を始めて最後はクールダウンで終わります。
0gから最大2kgまで専用の重り(手や足首に巻き付けるタイプの物)をつけて片手、片足1本ずつ10回を1セットで数えながら上下に動かしていきます。また、ゆっくり立ったり座ったりとメニューは数種類あります。
重りは調節できますので、自分に合った重さで負荷をかけます。
最初は軽いものから始め、半年1年とだんだん筋肉がついてきたら、少しずつ重くしていくのが理想です。
筋肉をつけると関節への負担が減り、腰痛・膝痛の予防や転倒予防、そして血流が良くなるので、内臓の働きが活発になり、高血圧や糖尿病など生活習慣病の予防にも繋がると考えられています。
いかがでしょう? 百歳体操が良いものであると感じられたのではないでしょうか。
地域住民の立ち上げによるグループ活動なので、皆さんがご近所で気軽に参加できます。
また集まった人達の体力に合わせ運動の回数を加減でき、体操の後で脳トレをしたり、歌をうたったり、楽しくおしゃべりをする事も可能な場となります。
いきいき元気に過ごす大切な3つの事!「きょういく」「きょうよう」「ちょきん」ですね。
「今日行く所があること」「今日用事があること」「ちょきんは、お金ではなく筋肉を蓄えること」。
これらの全てを満たしている素晴らしい体操が百歳体操です。
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★無料公開講座「子育て世代の健康教室」ご案内★
日時; 11月22日(土)10時~12時 (受付9時30分~)
場所; 川口市立戸塚公民館 2階 講座室1号
講演内容; 1)健康・元気のもとはバランス食
2)一日の生活リズムについて
3)ありがとうyoga
4)意見交換会
身体を動かす講演もありますので、身軽な服装でお越しください。
*物品の販売はありません。
*参加申込みは11月15日まで(問い合わせ先)
→ 埼玉県健康管理士会 担当 熊木 kumaguma417@icloud.com
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☆若返り健康講座のご案内☆
令和7年11月月以降の講演予定(川口市)
西 公民館 11月5日(10:30~11:45)
口の健康について
楽々骨盤底筋体操
戸塚西公民館 11月18日(13:15~15:00)
この健康情報、信じて良いですか?
脳・血流・認知症予防
中央ふれあい館 11月19日(10:00~11:30)
口の健康について
ヨーガで自律神経を整えましょう
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西 公民館 12月3日(10:30~11:45)
認知症の実情を知りましょう
笑いヨガで心スッキリ