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休養・こころの健康・たばこ・アルコール

たばこと健康

たばこが体に及ぼす影響

●たばこの煙には、わかっているだけで約4,000種類もの化学物質が含まれていると言われ、その中には依存性のあるニコチンだけでなく、タール、一酸化炭素などおよそ200種類程度の有害物質が含まれています。長期にわたって喫煙しているとがんをはじめとして、さまざまな疾病に罹りやすくなります。

●たばこの煙に含まれる有害物質のうち、代表的なものは以下の3つです。

1.ニコチン……毛細血管を収縮させ、血圧を上昇させます。中毒性、依存性があります。
2.タール………いわゆるヤニのことを指します。発がん性物質を多く含んでいます。
3.一酸化炭素…血液中でヘモグロビンと結びつきやすく、体中への酸素の運搬を妨げ慢性的な酸欠状態を引き起こします。

●喫煙により発症のリスクが増加する疾病には以下のものがあります。

^頭がん、喉頭がん、食道がん、肺がん、胃がん、肝臓がん、すい臓がん、ぼうこうがん
(特に肺がんについて、喫煙男性は、非喫煙者に比べて死亡率が約4.5倍高く、また、それ以外の多くのがんについても、喫煙により危険性が増大することが報告されています。)
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に性気管支炎、COPD(慢性閉塞性肺疾患)
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歯周病
У扮譴靴討い詛ド悗蓮非喫煙者に比べて、早産や流産の危険が高まるほか、産まれる子どもが低出生体重児になりやすいという報告もあります。

独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター「喫煙とがん」
http://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause/smoking.html
たばこを吸う男

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受動喫煙

●受動喫煙とは、「室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされること」(平成22年2月25日付健発0225第2号厚生労働省健康局長通知)をいいます。

●たばこの煙に含まれる有害物質は副流煙に多く含まれているため、喫煙している人の近くにいると受動喫煙によりたばこによる害を受けるリスクが高まります。

副流煙…たばこの火から立ちのぼる煙
主流煙…喫煙者が吸うたばこの煙
呼出煙…喫煙者から吐き出される煙

●受動喫煙による害
乳幼児………乳幼児突然死症候群 
子ども………ぜんそく 気管支炎症候群
妊婦…………低出生体重児の出産 早産 流産 乳幼児突然死症候群
周囲の人々…肺がん、虚血性心疾患などによる死亡率等の上昇 COPD(慢性閉塞性肺疾患)

●受動喫煙を防ぐため、健康増進法が平成15年5月に施行されました。この法律では、学校や病院、官公庁など多数の人が利用する施設では、受動喫煙防止のため禁煙または分煙といった対策を講ずるよう努めなければならないとされています。

●たばこの煙には空気清浄機では除去しきれない有害物質も含まれています。周りに喫煙している人がいると、どんなに気を付けても、有害物質を体内に取り込んでしまう恐れがあります。喫煙している人は、大切な誰かがたばこの害を受けてしまう前に、禁煙してみてはいかがですか。
たばこを吸う男2

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COPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Diseaseの頭文字です)は、慢性閉塞性肺疾患と呼ばれています。COPDは病名ではなく、肺気腫や慢性気管支炎などの閉塞性肺疾患の総称です。

COPDは、吸入された有害物質によって発症し、最大の危険因子は喫煙と言われています。しかしながら、喫煙しない人でも、長期にわたり受動喫煙によりたばこの影響を受けている場合も発症する恐れがあります。

COPDの症状としては、気管支に障害が出るため、慢性的なせきやたん、また肺がダメージを受けるためからだを動かしたとき、すぐに息切れします。COPDに対する最も効果的な予防は、禁煙することです。COPDを患い、治療が必要な生活になる前に、禁煙しましょう。

COPDは、からだの中で酸素が不足し、呼吸するだけでも負担がかかるので、体力を消耗します。そのため、症状が進行し悪化すると、体重減少、気胸、心不全や呼吸不全を伴います。

COPDに罹ってしまうと、肺が健康時と同じような状態に戻ることはありません。
治療によって肺はある程度まで回復しますが、最終的には症状が進行・悪化しないように、維持することが目的となります。予防し罹らない、また罹ってしまったとしても早期に発見し早期に治療を開始することが大事です。息切れ・せきやたんが長期にわたって続く場合、一度診察を受けましょう。 COPD?

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たばこと歯周病

●歯周病は、歯と歯肉(歯ぐき)のすきま(歯周ポケット)から細菌が侵入し、歯肉に炎症を引き起こし、さらには歯槽骨(歯を支える骨)を溶かし、歯の周囲を支えている組織を壊してしまう病気です。

●喫煙は糖尿病と並んで歯周病の二大危険因子とされています。たばこの煙の入口である口腔、そして歯周組織は直接その影響を受け、免疫力の低下が起こったり、歯周病が治りにくくなります。

●歯を失う80%以上の原因はむし歯と歯周病ですが、こうした歯科疾患は自覚症状を伴わないことも多く、疾患がある程度進行した時点で症状が生じるため、歯科健診を定期的に受けることが大切です。

さいたま市「がん検診等のご案内」
<成人歯科健康診査>をご参照ください

http://www.city.saitama.jp/002/001/001/001/p001476.html


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たばこと女性

喫煙は美容に対しても悪影響を及ぼします。たばこを吸うとニコチンにより毛細血管が収縮され、一酸化炭素がヘモグロビンと結びつき、からだが慢性的な酸欠状態になり、血行も悪くなります。そのため、肌の新陳代謝が悪くなり肌が荒れてしまいます。また、メラニン色素の代謝に関係するビタミンCを体内で消費させるのでシミ、そばかすの原因にもなります。

ヤニによる歯の黄ばみや、歯肉の血流障害による黒ずみの原因にもなったり、
その他に、女性の罹患率が高い、乳がん、子宮がんに罹るリスクが増加したりします。

妊婦が喫煙すると、たばこの害は本人だけでなく、胎児にも影響します。母体には早産、流産の危険性が高まり、生まれた子に対しては、低出生体重児、乳幼児突然死症候群の危険があります。
お肌とたばこ

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禁煙しよう

厚生労働省による平成25年国民健康・栄養調査では、現在習慣的に喫煙している人の割合は、男性が32.2%、女性が8.2%、総数では19.3%と報告されています。また、同調査では現在喫煙している人のうち、喫煙をやめたいと思う人の割合を男性が23.4%、女性が28.6%、総数では24.6%と報告しています。喫煙している人の割合は平成15年以降、減少傾向にありますが、やめたくてもやめられず喫煙を続けている人が、まだ大勢います。
禁煙を成功させるため次のことを試してみてはいかがですか。

●さいたま市民の喫煙状況
平成24年の市民調査によると、20歳以上の市民における
喫煙する人の割合は、16.4%であり、30〜40歳代の男性は
30%超と高い結果です。また、喫煙者のうち、喫煙を
やめたいと思う人の割合は、34.5%です。

さいたま市の喫煙者の割合

さいたま市「さいたま市ヘルスプラン21後期計画「さいたま市健康についての調査結果報告書」」
http://www.city.saitama.jp/002/001/003/p003029.html


<たばこを吸いたくなったら>
・歯をみがく
・水やお茶を飲む
・深呼吸する
・ガムをかむ(ただし糖分の少ないもの)
・家族に禁煙を宣言して協力してもらう

長期にわたって喫煙をつづけている方には、「禁煙なんていまさら」と思うかもしれませんが、喫煙をやめたときからからだは回復に向かいます。勿論早期に禁煙することが望ましいことですが、たとえはじめるのが遅くても、禁煙に成功すれば自分のからだが健康になっていくことが実感できると思います。

<禁煙の効果>

20分後 血圧が、最後のたばこを吸う前に近いレベルにもどる。
手足の温度が正常にもどる。(血管の収縮がゆるむため)
8時間後 血中の一酸化炭素レベルが正常に戻る。
24時間後 “心臓発作”のリスクが減る。
3ヶ月以内 循環器系が改善し、肺機能が30%程度増加する。
1〜9ヶ月以内 咳、鼻閉、疲労、息切れが減少する。絨毛(小さな毛のようなもので肺の外へと粘液を動かす)が、正常機能を回復し、粘液を動かし、肺をきれいにし、感染を防止する能力が増加する。
1年後 冠状動脈(心臓)疾患の過剰リスクが喫煙者の半分になる。
5年後 脳卒中のリスクが、非喫煙者のレベルまで下がる。
10年後 肺がんの死亡率が、吸い続ける方の約半分になる。口腔、咽頭、食道、膀胱、腎臓、膵臓がんのリスクが減る。
15年後 冠状動脈疾患のリスクが非喫煙者のレベルまで下がる。

[出典]厚生労働省e-ヘルスネット 禁煙とその効果

たばこをやめられない、禁煙できない原因は意志が弱いだけではなく、「ニコチン依存症」が大きく影響しているかもしれません。ニコチンには強い中毒性、依存性があり、血液中の濃度が下がると、ニコチン摂取、つまりたばこを吸いたいという衝動が襲ってきます。最近では、ニコチンの離脱症状(禁断症状)を軽減し、禁煙を助ける禁煙補助薬を処方してくれる禁煙支援薬局や、ニコチン依存症を治療する禁煙外来を開設している病院などもありますので、これらを利用し、禁煙を成功させるのもひとつの選択肢です。
お近くまたはかかりつけの医療機関にお問合せいただき、禁煙外来が開設されていれば一度ご相談してみてはいかがですか。また、禁煙治療には健康保険が適用される場合もあります。あわせてお問合せしてみてはいかがでしょう。

さいたま市の禁煙外来マップ「さいたま市地図情報」
http://www.sonicweb-asp.jp/saitama_c/feature?theme=th_81&layers=1201&skey=attr4

特定非営利活動法人 日本禁煙学会「全国禁煙外来・禁煙クリニック一覧」
http://www.kinen-map.jp/hoken/list.php?pref_id=11

財団法人 健康・体力づくり事業財団「健康ネット〜ニコチン依存度判定法〜」
http://www.health-net.or.jp/tobacco/risk/rs210000.html

ファイザー株式会社「すぐ禁煙.jp」お医者さんと禁煙しよう〜禁煙外来って?
http://sugu-kinen.jp/treatment/withdoctor/advice.html
(ファイザー株式会社は平成27年1月にさいたま市とたばこ対策及び健康づくりの推進に向けた包括的連携に関する協定を締結しました。)
禁煙マーク

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